2012年6月10日日曜日

新型スイフトスポーツ(ZC32S) CVT 試乗レビュー


今回は、新型スイフトスポーツ(ZC32S)のCVTの試乗レビューについて書きたいと思います。

以前に 新型スイフトスポーツ6MT 試乗レビュー(ZC32S) を書いていますので、全般的な乗り味についてはそちらをご覧下さい。
アクセルレスポンスについては、比較的クイックな反応をしてくれます。アクセルを踏めば、エンジンも機敏に反応して回転数が上がり、それに応じてしっかりスピードも付いてきてくれます。
このレスポンスのよさは気持ちよさを感じるレベルに仕上がっていると思います。
CVTでは、エンジンの回転だけ先に上がるけど、スピードが付いてこない、というイメージがありますが、スイフトスポーツのCVTについては、そういった印象がほとんどなく、回転数とスピードの反応に一体感があります。
この点については、普通のATと比べても違和感やストレスはないのではないでしょうか。

マニュアルモードはパドルシフトでの操作になりますが、シフトダウン、アップともに、操作と同時に結構機敏に動いてくれます。
正確には、パドル操作してから反応するまでに、若干のタイムラグはありますが、もたつく感じはほとんどないと思います。
CVTのギアは7速ということもあるのか、シフトダウンでは回転数がそれほど上がらず、シフトアップではそれほど回転数が下がらずなので、「手動で操作している」感はあまり強く得られません。
また、シフトダウン時のブリッフィングのような動作も特にありませんので、若干のシフトショックは感じると思います。
そのため、普段はドライブモードで、たまに遊びたい時にマニュアルモードで、といった使い分けになるのではないでしょうか。

全体的な乗り味は、6MTと同じなのですが、違いを感じたのはカーブを曲がる時の印象です。
6MTの方が、ハンドルの手応えや、リアがしっかり付いてきている感じなどインフォメーションがより豊富だった印象があります。
これらの印象も考慮すると、車との一体感は6MTの方がより強いのかなと感じました。

それでも今回のスイフトスポーツのCVTの完成度はとても高いと思います。私も契約前には6MTとCVTのどちらにするか迷いました。

「家庭の事情で、MTは難しい・・・」という人も多々いるかも知れませんが、そんな人でも、CVTは十分満足できるものだと思います。

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